【個人的メモ】いじめ加害者はどこでいじめ方を学ぶの

【個人的メモ】いじめ加害者はどこでいじめ方を学ぶのか?

本日Twitter見たら偶然2件のいじめに関する流れてきたので、その1件(ツイート繋げるための雑コラすみません)

私の経験から言うと、いじめる側は加害行為前に既に病んでいるので、治療的介入は正しいと思う。

小学一年生で巧妙ないじめ方をマスターしている同級生達がいて内心大変驚いたのだが、彼らにとって家庭は安心できる場所ではなさそうだった。
彼らのいじめのターゲットは、自分達より更に家で虐待されていて抵抗する力もなさそうな子だったりして、とにかく酷かった。

どうでもいいけど、富裕層向けお受験にも熱心な幼稚園から区立小学校へ行かされて、会ったこともない人達と机を並べる事になり、人生の勉強になりました……
(国立の小学校はクジで落ちた)

話を戻して
この辺について過去に読んだ、いじめに関する優れたエッセイから引用する。
私の考えとほぼ一致しているので。

以下、中井久夫『いじめの政治学』より(みすず書房『アリアドネからの糸』所収)

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(前略)

いじめる側の子どもにかんする研究は少ない。
彼らが研究に登場するのは、家族の中で暴力を振るわれている場合である。
あるいは発言したくても発言権がなくて、無力感にさいなまれている場合である。
たとえば、どれだけ多くの子どもが家庭にあって、父母あるいは嫁姑の確執に対して一言いいたくて、しかしいえなくて身悶えする思いでいることか

(中略)

しかし、いじめ方を教える塾があるわけではない。
いじめ側の手口を観察していると、家庭での いじめ、たとえば配偶者同士、嫁姑、親と年長のきょうだいのいじめ、いじめあいから学んだものが実に多い。
方法だけでなく、脅かす表情や殺し文句もである。
そして言うを憚ることだが、一部教師の態度からも学んでいる。
一部の家庭と学校とは懇切丁寧にいじめを教える学校である。
(後略)

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