「いやーどうも、なんかすみませんね馬場さん」あいつは

「いやーどうも、なんかすみませんね馬場さん」あいつは親しい感じで話している。
「実は空港の件で今日は話があるので。」でた。空港ね、はいはい、目撃者です最初から最後まで見てましたよ。
「あー、じゃあ署の方に行きましょうよ」
え、警察署とか行ったことねーよ!!!こいつ慣れてるわ。
「ほんとに先に手は出してないんだよね?」
でたでた、確実に聞いてきますねそれ。
「当たり前ですよ、この人が最初から最後まで見てました」ってうちを指さすなよ!
てか見てたこと知ってたのかよ!こいつの視野はどんだけだよ!
「初めて覆面パトカー乗りましたよー」なんて横でニコニコしてるあいつはやっぱり馬鹿だと思った。
おじいさん警察関係だったんだね。
署に着いたら刑事さんじゃなくてあいつに案内されて、刑事課?の隅っこでソファに座ってコーヒー飲んでたら、空港の5人がゾロゾロやってきた。
よく見たらどの顔にも泣いた後や、傷が付いてたし、1人は鼻にティッシュ詰めてた、笑ったらあいつに頭軽く叩かれた。

続く

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