組織というものについて
日本の創価学会員(以下学会員)は大変に微に入り細に入り作られた組織、完成された組織の中で活動している。その地域組織の末端であるブロックは一般的な町内会単位より小さい。また年代別、職域別などの組織単位もあり非常に細分化されている。それらの従来組織を超えた地縁を基にした「○○兄弟会」という単位すらある。創価学会は様々な単位で人を組織化し、その組織を活用するノウハウに長けている。そのような創価学会的組織に慣れた人間にとって一般社会の組織があまりにも脆弱で頼りないものとしてうつるの致し方ないのかもしれない。創価学会を否定し離れても、組織の強さこそ全てと叩き込まれた根性はなかなか抜けない。そんなに組織は良いだろうか？
創価学会という良くも悪くも最強の組織体を、自己意思か強制かは別にして、結果的に離れた方が、自身が求める「理想的組織像」を求めて団体から団体からへと寄生先を変え、転々とするのを幾度か見たり伝え聞いたりしてきた。彼らの目的は「一人立つ」ではなく次なる依る辺探しなのか？と。寂しく息を吐く。