紅一葉「和楽歌詞」

紅一葉「和楽歌詞」


吹きし恋風 ひらりはらはら
君の肩ごしに紅一葉
たゞ(ただ)寄り添へ(え)ば 心通ふ(う)と
薄雲のはたてに物ぞ思ふ(う)

瓦斯灯が照らしてた 遠くの笛の音 御神楽太鼓
ありふれた幸せは 銀座の柳が見てゐ(い)ました

いつか話さう(そう) 出会へ(え)た喜び
淡き愛しさ 知らずにゐ(い)た

吹きし恋風 ひらりはらはら
君の肩ごしに紅一葉
たゞ(ただ)寄り添へ(え)ば 心通ふ(う)と
薄雲のはたてに物ぞ思ふ(う)

穏やかに流れゆけど 時なく映ろふ(うつろう)誘ひ(い)し火影
過ぎ去りしものは全て 私の傍(かたえ)を離れません

日々を漂ひ(い) 願ひ(い)よ届けと
両の手合はせて(わせて) 落つる涙

胸に秘めたる 思ひ(い)出がある
君の肩ごし 桜紅葉
から紅に 水くゝる今 この愛を 永久に捧ぐ

吹きし恋風 ひらり舞ひ(い)散れ
今宵暗夜(あんや)を 紅く染めて
たゞ(ただ)寄り添つて(そって) 抱かれてゐ(い)たい
悲しみが 空に消えるまで

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